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立川エリアで評判のインプラント歯科まとめ

インプラント治療の基礎知識を知りましょう

原歯科医院
原 俊浩 院長

料金:1本38万円~
インプラントの種類:10種類以上

にいむら歯科医院
新村 昌弘 院長

料金:1本37万円~
インプラントの種類:1種類

工藤歯科
工藤 英仁 院長

料金:1本38万円~
インプラントの種類:1種類

優れたインプラント治療を行うクリニック・医院の選び方

インプラントは正確に知ることから始めましょう

インプラントは近年とても人気があります。
入れ歯と違い装着するものではないので、まるで自分の歯のような噛み心地があります。
入れ歯がなかなか合わないという方に特にお勧めできます。

ただし、インプラントには人工歯根を埋め込む外科手術が必要です。
また、術後のケアも重要で、きちんとセルフケアができないとせっかくのインプラントが使えなくなってしまいます。
まずは、インプラントについて正しい知識を得ることが大切です。

インプラントはどれくらいもつの?

論文などの報告によると、インプラント治療は10年成功率が98%と言われています。つまり、健康な患者さんが100人治療を受けたら、10年後に98人が口の中で機能しているということになります。
また、40年以上機能していたという報告もあります。
しかし、生体に埋め込まれた人工物ですから、しっかりとメンテナンスをすることが重要です。定期検診やプロフェッショナルクリーニングを受けることで、より長持ちさせることができます。
また、インプラントを埋入した時は健康でも、高齢になって糖尿病やリウマチ、骨粗鬆症など、代謝に問題が生じる全身疾患を罹患すると、インプラントの成功率は落ちることが報告されています。
また、喫煙はインプラントを喪失するリスクが、非喫煙者の約6倍になるいう報告があり、喫煙者の患者さんには禁煙を強くお勧めします。また、夜中に歯ぎしりなどをする方も、インプラント喪失のリスクが高まるため、治療終了後に夜間就寝時に装着するマウスピースの使用が必須となります。
長く付き合っていけるインプラントですが、日々のブラッシングや歯のメンテナンスを行わなければ、すぐに抜け落ちてしまうことも珍しくありません。
インプラントを長く保ち健康な口内を維持するためには、術後のメンテンスが重要です。

適性年齢ってありますか?

96年にスウェーデンで「若年者に対するインプラント治療」についての会議により、インプラントが顎骨の成長には対応できないことから、インプラント治療を受けるのは20歳以降が望ましいとされています。顎の骨が成長を完了しないうちに装着した場合、その部分の骨の成長を妨げてしまうことになる可能性があるためです。
また、全身的な健康状態が良好で安全に手術を受けることができる方であれば、インプラント治療を受ける上限年齢というものはないといいことです。
ただし高齢者の場合は若年者に比べ、さまざまな身体へのリスクはあります。
そのことを加味し、80歳をめどにインプラントを避けた方がよい年齢とされています。
ただしこれらは個人差が当然あります。
あくまでも目安ですので、お口の状態や全身状態も併せて、歯科医院で診査・診断を受けられることをおすすめします。

手術ってどんなもの?

「手術」と聞くとちょっと大げさに思ってしまうかもしれませんが、1〜2本のインプラント埋入手術にかかる時間約30分〜1時間程度で、親知らずを抜くのとさほど変わりません。麻酔も局所麻酔のみで行うことがほとんどです。
3本以上の埋入や骨移植などを伴う場合は、1時間30分以上かかることもあり、患者さんの希望に応じて、局所麻酔に加えて静脈内鎮静法と呼ばれる麻酔を併用することで、手術中の負担を大幅に軽減することができます。
また、手術後は少し休んでいただいてからその日のうちに帰宅できます。
手術後、基本的に鎮痛剤を服用していただくことで、我慢できないほどの痛みはほとんどありません。しかし、骨にドリルで穴を開ける処置になりますので、手術後最長で5〜7日くらい腫れや痛みが持続することがあります。原則的には、手術当日だけ飲酒・風呂・運動は控えていただきますが、翌日からは普段通り生活していただいて問題ありません。

継続的なメンテナンス

インプラント手術後は、一度失った歯を取り戻すことができるため、美味しく食事をすることができ、毎日を快適に過ごすことが可能となり、希望していた本来の生活を取り戻すことができます。しかしインプラントの治療が終わったとしても、ご自身での日々のお手入れや、定期的な医院でのメンテナンスがとても重要です。
定期的なメンテナンスは、インプラントのトラブルを早期に発見できるだけではなく、お口の中の状態や咬合の状態をチェックすることにより、お口の中の健康維持と補綴物の現状維持にも繋がります。しかしその後のメンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎などのリスクを高めてしまい、場合によっては治療が必要となったり、最悪の場合インプラントが脱落してしまい、再手術となってしまう場合もあります。

恐ろしいインプラント周囲炎

インプラントは天然歯と違い虫歯や歯周病にはなりません。
しかし、インプラント周囲炎という恐ろしい感染をおこすことがまれにあります。
メンテナンスを怠ることにより、インプラント周辺に歯垢や歯石がついてしまうと、そこから歯周病に似たインプラント周囲炎という細菌感染を起こしてしまいます。インプラントの歯は神経がないため、初期の段階では自覚症状がなく、気づかずに放置してしまうことが多いのです。
しかも進行が非常に速く、気付いた頃には症状がかなり進行している場合が多いのです。
インプラント周囲炎を防ぐためには、日頃の歯磨きが大変重要です。毎日きちんと正しい歯磨きを行い、インプラントの周囲を清潔に保つなどの、ご自身でのセルフメンテナンスの徹底をしましょう。

インプラントの資格

インプラント治療は外科手術です。かなり専門的な知識と経験が必要です。失敗のリスクが常に伴います。最悪の場合死亡事故にまでつながります。手術は十分信頼できるクリニックで行うことが重要です。
インプラント治療を適切に行える歯科医師かどうかの判断基準のひとつに、日本口腔インプラント学会の認定制度があります。
専門医の資格を取得するためには、専門的な知識と経験が必要です。資格は更新制で、資格取得後も勉強し続ける必要があるので専門医の資格を持っているのは勉強熱心なドクターといえるでしょう。
信頼できる歯科医師かどうかの判断基準にしてみてはいかがでしょう。

日本口腔インプラント学会「専門医・指導医」

社団法人日本口腔インプラント学会とは、インプラントに関する研究発表・知識の交換・会員同士や各医歯学系学会との連携協力等などを行うことにより、インプラント治療の発展と向上を目的とする団体です。また、国民の福祉に貢献することも目的としており、「公開市民フォーラム」などを開催し、社会への理解と普及を図っています。
日本口腔インプラント学会のインプラント「専門医・指導医」とは、社団法人日本口腔インプラント学会が、インプラント治療の知識や経験を持つものとして認めた歯科医師に交付する資格認定制度です。診査・試験を経て合格した歯科医師に、インプラント「専門医・指導医」として認定書が交付されます。この資格は、インプラントの標準的な診断、治療方法の選択、適切な処置が行える歯科医師であることを見極める一つの指標となります。

日本口腔インプラント学会「専門医」取得条件

インプラント専門医の資格認定試験は誰でも受けられる訳ではありません。社団法人日本口腔インプラント学会で定めた条件を満たしている歯科医師だけが認定試験を受けることができます。診査基準(一部抜粋)は下記のようなものがあります。

・日本国歯科医師の免許を有すること。
・5年以上継続して正会員であること。
・研修施設に通算して5年以上在籍していること。
・日本歯科医師会会員であること。
・専門医教育講座を3回以上受講していること。
・本会学術大会及び支部学術大会に8回以上参加していること。
・本会専門医制度施行細則(以下、「施行細則」という。)に定める 所定の研修を終了していること。
・口腔インプラント指導医2名(内1名は施設長)の推薦が得られること。
・施行細則に定めるインプラント治療の経験があること。
・ケースプレゼンテーション試験に合格していること。
・本会学術大会又は支部学術大会において2回以上発表を行っていること。
・口腔インプラントに関する論文を本会 学会誌 又は委員会が認める外国雑誌に1編以上発表していること。

日本口腔インプラント学会「指導医」取得条件

インプラント指導医の取得は専門医と比べさらに厳しい条件となります。
診査基準(一部抜粋)は下記のようなものがあります。

・10年以上継続して正会員であること。
・研修施設に通算して8年以上在籍していること。
・専門医教育講座を申請前直近の3年間に3回以上受講していること。
・本会学術大会及び支部学術大会に直近の10年間に10回以上参加していること。
・本会学術大会及び支部学術大会において6回以上発表(内2回は主演者)を行っていること。
・口腔インプラント指導医2名(内1名は施設長)の推薦が得られること。
・施行細則に定めるインプラント治療の経験があること。
・施行細則に定める口腔インプラントに関する論文を6編以上発表していること。本学会誌を論文として提出する場合の筆頭著者とは、原著では上位3名まで、総説論文では上位2名まで、症例報告、調査・統計、資料、依頼論文では筆頭著者のみとする。また、本学会が認める他学会誌で筆頭論文を充当する場合筆頭著者のみとする。ケースプレゼンテーション論文は、口腔インプラント指導医の論文とは認めない。
・本会が指定する救命救急に関する講習会を1回以上受講していること。

立川エリア日本口腔インプラント学会「専門医・指導医」取得リスト

上記立川エリアでインプラント治療を行っている歯科医院リストの中で
日本口腔インプラント学会「専門医・指導医」を取得している医院は3軒のみ。

クリニック・医院名医師名指導医専門医
原歯科医院原 俊浩
にいむら歯科医院新村 昌弘
新藤歯科医院新藤 靖二郎
国際インプラント学会(ICOI)「認定医・指導医」

ICOI(International Congress of Oral Implantologists)は1972年に設立された国際的な口腔インプラント学会であり、本部は米国ニュージャージー州に置かれています。すべての患者様によりよい歯科治療を提供するため、歯科医療従事者のインプラント教育に努めており、世界最大規模のインプラント学術団体であると同時に、インプラントの継続教育を提供する最大の機関としての役割も果たしています。

下記取得条件は国際インプラント学会(ICOI)の最上位の「指導医」取得の条件です。
項目を日本口腔インプラント学会の「専門医」の条件と比べてみますと、日本口腔インプラント学会の「専門医」の取得の方があきらかに大変であるかがわかります。
国際的なインプラント学会ではありますが、日本口腔インプラント学会「専門医・指導医」は高いハードルをクリアしなければ取得できません。
国際インプラント学会(ICOI)の「指導医」を取得できた歯科医師でも、もしかしたら日本口腔インプラント学会の「専門医」すら取得できないかもしれません。

・歯科医師または歯科技工士の免許書を有すること
・ICOIのActive Memberであること(年会費入金)
・最終補綴物を装着後、1年間以上経過しているインプラント症例
外科処置のみを行っている場合:60症例で200本以上のインプラント体埋入症例
補綴処置のみを行っている場合:60症例で100本以上のインプラント修復症例
外科処置、補綴処置の両方を行っている場合:60症例で75本以上のインプラント体埋入症
【外科編】
・骨造成(増生)症例
・2回法による処置で、2歯以上の症例
・1ブロック以上におよぶ自家骨移植症例
・上顎洞挙上症例
・著しい骨吸収を伴う症例
・無歯顎症例
・ソケットリフト症例(上顎洞底まで2~3mm以下)
【補綴】
アイヒナーの分類II以上、ケネディーの分類クラスII
・過去5年間にICOI学術大会に2回以上参加していること
・過去5年間に生涯研修(CE)クレジット時間が150時間以上あることうち参加50時間が必要
・過去5年間にICOI学術大会で2回以上、ポスター、口演、テーブルクリニック発表をしていること

他にも沢山の認定医や専門医がありますが、きちんと調べてみるといろいろなものが見えてきます。
認定医や専門医を取得していなくともインプラント治療はできます。
しかし、少しでもインプラント治療の失敗のリスクを減らすには歯科医師の専門医の取得の有無は判断基準の指標となります。
長い時間を費やして勉強・研究を重ね、経験を積みやっとの思いで取得した専門医と専門医を取得できない歯科医師。
取得が大変な専門医を取得した歯科医師と簡単に取得できる認定医の歯科医師。
どちらを選ぶかは明らかですね。

インプラント治療のリスク

インプラントは高い知識や技術が必要な治療です。治療技術や知識、経験だけでなく、補綴の知識、解剖学的な知識など総合的な力が必要です。さらに、安全性を高めるための衛生管理や治療環境、設備・機器も欠かすことはできません。
また、治療に携わるスタッフもインプラントに関する知識・技術を習得していなければならず、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士が、それぞれに専門性を高め、高い意識を持って、チームとして治療に当たることが大切です。
このような、さまざまな条件を満たすことが、安全でリスクの少ないインプラント治療につながります。

インプラントは安全性の高い治療と言えますが、外科的手術が必要になる以上、リスクが全くないとは言えません。それを知ったうえで、治療法を選択することが必要になるでしょう。

インプラント治療のリスクとして、金属アレルギーの恐れやインプラント周囲炎が考えられます。また、持病をお持ちの方でインプラント治療を受けられないこともあります。
不安な点のある方はクリニックへご相談ください。

インプラントが行えないケース

「心筋梗塞、高血圧、などの循環器疾患」「血小板減少症などの血液疾患」「糖尿病」「肝臓・腎臓疾患及び免疫疾患」などの全身疾患の方は、絶対にインプラント治療をすることができないというわけではありません。その疾患の状態により、担当内科医と相談して判断する必要があるため、心配な方は一度ご相談されるとよいでしょう。
例えば糖尿病の方でも血糖値のコントロールがきちんとなされていれば問題ないですし、疾患の状態によって可能な場合があります。担当医の方とご相談ください。
また、歯周病・歯軋り・顎関節症・咬合異常などの口腔疾患の方の場合は状態を改善すれば可能なケースが多いです。
こちらも一度歯医者さんでご相談ください。